化学系研究者必見!ウェビナーのススメ

化学系研究者必見!ウェビナーのススメ

2021年も半年経過。引き続きコロナ禍に明け暮れた期間でした。研究者のみなさんにとっては、実験に支障が出たり、学会が中止になったりなど、マイナスの面が多かったこととは思います。ですがその一方で、新しい働き方や学び方を実践し、ライフスタイルを見直すなど、プラスの面もあったのではないでしょうか。

研究者にとっての「新しい生活様式」の最たるものは、オンライン学会やウェビナーの普及であったのではと思います。自宅に居ながらにして、最先端の講演や新たな知識に触れられる大きなメリットを、実感している方も多いことでしょう。必要なインフラも一挙に整備されましたので、こうしたスタイルはコロナ後にも定着していくと思われます。

動画で学ぶことの利点はいくつもありますが、中でも大きいのは、時間・空間的な自由が利く点でしょう。自分の好きな時間に好きな内容の動画を選び、すでに知っている内容のところを飛ばしたり、わかりにくかった部分を巻き戻して聴き直したりというのは、通常の講演では決してできないことです。落ち着ける場所、人目を気にせず集中できる空間を選んで視聴できるのも、大きな長所です。

また、海外の研究者の講演をこうしてゆっくり聴くことは、極めてよい英語のリスニング訓練にもなります。集中して何本か聴いているうちに耳が慣れて、理解度が高まっていくことが実感できることでしょう。

こうして手軽に視聴できる動画も増えていますが、今では腰を落ち着けてじっくりと学ぶことができる動画も、無料で視聴できる環境が整っています。たとえば、遷移金属触媒開発の第一人者であるStephen Buchwald教授による講演などはその一つで、裏舞台を含めた各種触媒の開発過程や、医薬品合成工程への応用、多数の触媒のスクリーニングシステムの紹介など、非常に濃厚な内容になっています。

Alessio Ciulli教授による、PROTACの講演も傾聴に値するものです(要登録)。PROTACは「タンパク質分解誘導キメラ分子」の略で、標的となるタンパク質自体を、プロテアソームによって分解させるよう促す低分子化合物を指します。標的タンパク質に結合してその働きを調整する、旧来の医薬化合物とは一線を画するアプローチです。ケミカルバイオロジーや医薬品の研究者のみならず、広い分野の研究者にインスピレーションを与えうる内容です。

研究を支える新たな技術を知っておくことも、効率化に大いに役立つことでしょう。たとえば、逆合成解析ソフトウェア・Synthiaの紹介を見れば、近年のソフトウェアの進歩に驚くはずです。逆合成くらいは自分でできるし、すべきだと思っている人にとっても、目を開かされる部分があることと思います。

その他、創薬研究に関するもの、光レドックス触媒などの注目される研究分野や、グリーンケミストリーに関する情報の紹介など、多くの動画が下記リンクで紹介されています。

いずれも、ちょっとした知識の吸収にとどまらない、本格的なテーマをじっくりと身につけることができる内容です。一人でゆっくり見るのもよし、研究室や会社でセミナー代わりに皆で見るのも、効果的であると思います。

<化学系ウェビナーピックアップ!>

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